「庭やベランダがなくても、身近に植物を置いて楽しみたい」「留守がちで水やりができないが、植物に癒されたい」そんな方におすすめしたいのが、砂漠地方原産の植物たちです。
エアープランツの飾り方は自由自在
ちょっとした空間に置くだけで、ホテルのロビーやカフェの窓辺のような雰囲気作りができてしまうエアープランツは、不思議な魅力を持っています。
エアープランツは砂漠地方の樹木などに寄生して育った植物です。
30℃をこえる夏には 風が抜ける涼しい日陰に、10℃以下になる冬には、レースごしの太陽あたる場所に移動させましょう。
乾燥に強いエアープランツですが、多少の水やりも必要です。目安として春から夏は週に2~3回、気温が高すぎない夜間に、冬は週に1回、気温の上がった日中に霧吹きで水を与えましょう。
葉が乾燥してきたら全体をたっぷりの水につけて、水分を補給させます。
飾り方は、土に植えずにそのままお気に入りのかごに入れたり、吊るしたりとオブジェ感覚で自由にアレンジしましょう。
ポップでかわいいミニサボテン
サボテンの種類は多く、世界中で5,000種以上とも言われています。
愛好家も多く、強いトゲを持つ持つものや綺麗な花を咲かすものなどさまざまなタイプがあります。
トゲが苦手という方には、トゲのないミニサイズのハートの形をしたものなど、新しい品種がおすすめです。
どこかポップで陽気な雰囲気を持つサボテンを部屋の片隅に飾るだけで、気分も上がります。ミニサボテンを数個並べておくのも、サボテン同士がお話をしているようでほほえましい感じです。
サボテンは意外にも強い日差しが苦手です。
また、砂漠の植物なので水をやらなくて良いといったイメージがありますが、サボテンに水は必要です。ただし、煩雑に水を与えると根腐れの原因となるので、土がカラカラに乾いていたら鉢底から水があふれ出すくらいたっぷり与えましょう。
親しみやすい多肉植物
多肉植物とは、肉厚の葉を持つトゲのないセダム類のことです。どこか懐かしいアロエや金のなる木、ベンケイソウなどの仲間で、親しみやすい植物です。
トゲがないため、小さい子供のいる家庭でも安心して飾れます。多肉植物は水をほとんど必要としませんが、葉がしわっぽくなってきたら水をたっぷり与え、風通しの良い所で様子を見ましょう。
エアープランツには土がいりませんが、サボテンや多肉植物には土が必要です。小さなカップに植えられたままでも可愛いのですが、長く楽しむためには植えかえたほうが良いでしょう。
サボテン用の土も市販されていますが、バーミキュライトに砂を混ぜた土に植えかえるとよいでしょう。
庭やベランダが無くてもできる!砂漠の植物 エアープランツ・サボテン・多肉植物でインドアガーデニング
園芸店やホームセンター、雑貨屋さんや100円ショップなどでもエアープランツやサボテン、多肉植物などが売られています。
単品のものだけでなく、犬やリスなどの動物の形をした素焼きの植木鉢に寄せ植えされたものや、おしゃれなアルミ缶にアレンジされたものなどが色々あります。
庭やベランダがなくても植物を育てることができます。
インドアガーデンの第一歩は、インテリアの要素が高い砂漠の植物から楽しんでみてはいかがでしょうか。
きっと一鉢が日々の暮らしのアクセントになることでしょう。